本町の家新築工事

本町の家

外壁は付加断熱材の上に
遮熱防水透湿シートを貼り
その上に木下地を縦横と2重に打ち付けます


仕上の板は縦貼なので先に縦下地を取付てから
横下地を止めることで
空気の通り道ができます
これを通気層と呼びます

夏場の熱気を家の中に入れる前に
通気層で逃がしてあげようというわけです。


外壁の杉板が納材され
少し生しい(乾きが悪い)ので
桟積みして、風通しを良くします
あまりに生しいものは建てて乾かします


今回の外壁材は杉板をウッドロングエコに
どぶ付け塗装する仕様となっています。
ウッドロングエコを溜めれるように
型枠を組み、シートを張り
簡易的な水槽を作ります


その中にウッドロングエコを溜め
板をどぶ漬けにしていきます
その日はあまり色は出ないですが


次の日になるとこんな感じで灰色に変わります
経年変化を促進したような
新しいけど古びて見える
なんとも言えない色に仕上がりました

この板を外壁に使って
「目板張り」で仕上げていきます

絶対カッコイイやつやん(≧▽≦)


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建築用語 (日常でもよく聞く言葉編)
その33 「ばち」

「この部屋「ばち」ってるな~」
「その柱「ばち」てない?」

などといった感じで使ってます
「ばち」 三味線や太鼓の「ばち」って
末広がりになっていたりしますよね
そこから
平行ではないってことを指します
部屋の両端の長さが同じなら平行ですが
数ミリズレると平行ではなくなります
これを「ばち」ってると言います

他には直角じゃないってときにも使われます

意外と建物って直角や平行になってるようで
なってないのが現実です

柱が直角に立ってなかったり
部屋のサイズも微妙に「ばち」ってたりするので
リフォームの現場なんかではよく使います。





 

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